あらすじ
ソ連大使館付武官アレクセイ・フラゾフ大佐(Y・ブリンナー)は、モスクワに召喚されてパリのオルリー空港を旅立とうとした直前に、フランス空港警 察に駈け込み、西側に亡命したいからと保護を求めた。フラゾフを尾行していたソ連代表は、直ちにフラゾフの身柄引渡しを要求したが、フランス側は、本人が 政治亡命を決意した以上、応ずるわけにはいかないとつっぱね、SCE(仏対敵情報部)に指示を仰いだ。SCEの部長ルシアン・ベルトン(P・ノワレ)は外 務大臣の命令でフラゾフをアメリカ側に引渡した。数日後、アメリカ軍人に護送されたフラゾフは、CIAの取調べに対し、ソ連側に働く西側諸国の“裏切者" のリストを持っていることを明らかにした。さらに、この取調べに立ち合ったCIA局長のアレン・ディビス(H・フォンダ)とイギリスの駐米秘密情報連絡員 フィリップ・ボイル(D・ボガード)に対しては、西側に避難した理由としてコミュニストの理想は夢にすぎず、独裁的な支配に反対だからと述べたが、ウソ発 見機はこれに激しく反応した。そのときボイルは、フラゾフとトルコの国境の近くで逢ったときの写真を見せ、彼がソ連の現体制に失望していた事実を立証し た。ともかく、CIAはフラゾフに六ヵ月間の隔離生活を送らせ、その間、彼が握っているNATO諸国のトップレベルで働くソ連側スパイを聞き出すことにし た。十月十五日、ディビスはボンを訪れて、BND(連邦情報局)のレプチナ長官に会見を申し入れ、西独内のソ連側スパイである、NATO司令部幕僚のフォ ン・シュトライリッツ将軍と情報部のホルンスト・フェルゼンをどう処置するかを協議した。しかし、その間、二人は何者かによって殺された。西独政府は、飛 行機事故によるものとして合同葬儀を行ったが、それに立ち合ったボイルはなぜか、フェルゼンの他殺の真相をSCEのベルトンに打ち明けた。その日の午後、 ドベクール局長に呼び出されたベルトンは、売国奴として自分が疑われていることを告げられ愕然とする。早速彼はボイルと会い、自分を窮地に陥れた張本人と してボイルを責めたが、ボイルは、コミュニストとしての信条からソ連側に働いていた事実を認め、ベルトンにもソ連行きを薦めた。しかしベルトンは拒否し た。別れようとするベルトンの車に、ボイルが銃弾を浴びせたため、車は炎上した。一方、CIAでの六ヵ月の隔離生活を...
クレジット
監督 (1)
俳優 (30)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Les Films La Boëtie
- Foreign production companies : Euro International Film (EIA), Rialto Films
- Film exports/foreign sales : Artedis
- フランス国内配給 : Cinema International Corporation (CIC)
クレジットタイトル詳細 (19)
- Screenwriters : Gilles Perrault, Henri Verneuil
- フォトディレクター : Claude Renoir
- 作曲家 : Ennio Morricone
- 監督補佐 : Marc Grunebaum
- 編集担当 : Pierre Gillette
- 録音技師 : Jean Rieul
- Costume designer : Hélène Nourry
- 原作者 : Pierre Nord
- Sound assistants : Marcel Corvaisier, Vartan Karakeusian
- 撮影技師 : Charles-Henri Montel
- 製作部長 : Jacques Juranville
- Assistant editor : Nadine Muse
- スクリプト : Lucile Costa
- 装飾 : Jacques Saulnier
- スタントマン : Rémy Julienne
- ナレーター : Jean Desailly
- 管弦楽編集者 : Bruno Nicolai
- スチールマン : Vincent Rossell
- 演出助手 : Jean Drouin
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : スリラー
- テーマ : スパイ
- 言語 : フランス語, 英語, ドイツ語
- 出身 : フランス, ドイツ, イタリア
興行収入・公開作品
テレビ放送
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