あらすじ
二ヵ月程前からガスパール(J・P・カッセル)の家の家族構成はおかしなものになっていた。パリ郊外の家には四人の息子に三人の姪が雑居してるの だ。妻とは別れたばかり。或る雨の日、ポンコツのシトロエンで子供達を学校に送り届けた後、ガスパールは放送楽団の練習場に向かった。彼はそこのチェロ奏 者だったのだ。しかしその途中、彼の車は不意に飛び出して来たロールス・ロイスと衝突し、フェンダーが壊れ、パンクする。乗っていたフェリシア(B・バル ドー)という美人は車の損害よりも、ガスパールの世間離れしたヤボッたさが気にかかる御様子。男と何度も離婚したりして優雅な生活を送る彼女には、女を女 と思わぬガスパールの態度がきっと新鮮なのだ。保険会社に提出する車の破損報告の件でフェリシアに呼ばれ、家を訪れたガスパールは、数人の彼女と別れた亭 主やヒッピー達が徘徊し、マリファナやハッシッシーの異様なパーティーを見て腰を抜かす。が、彼の独特なヤボったさはかえってそんな連中の中に入ると、ひ ときわ光彩をはなつのだった。用事をすませフラフラになってガスパールが帰りの道を行くと、別れがたい気持を押えきれぬフェリシアが追っかけてくる。彼女 は半分酔っぱらっていて、ガスパールの家に着く頃には手がつけられぬ程。ところがガスパールが車をしまったりして外にいる間にフェリシアの酔いはどこへや ら、子供達とすっかり仲良くなっていた。芝居と知って頭にきたガスパールが塩入りコーヒーを飲ませたためにフェリシアも意地になった。車のキーを庭に放り 出し、帰らないとゴネるのだ。喧嘩が最高潮になった時、何故かガスパールはフェリシアに猛烈なキスをしてしまう。フェリシアは驚くのだが、その味の良さ? にシビれたのか、二人の喧嘩に微妙な変化が現われだす。そして、とうとうフェリシアはガスパールの家に泊る事になってしまった。さわやかな翌朝、フェリシ アは人気のない道を散歩に出た。その後をガスパールがゆっくりと追いかけていく。緑豊かな原っぱを横切って川っぷちに出た。フェリシアは腰を降ろし、ガス パールも一諸に並んで坐った。「クマと人形の話をしよう。およそ似合わない組み合わせだが、或る日、クマが--」「人形に会ったんでしょ」「人形にからか われ、クマは怒った--」「人形も怒ったわ」。そよ風が心地良く頬を撫でて、小川のせせらぎが歌を奏でる。愛の睦言...
クレジット
監督 (1)
俳優 (16)
映画製作・配給会社 (3)
- 製作代表 : Parc Film, Marianne Productions
- Film exports/foreign sales : Playtime
- フランス国内配給 : Paramount+ / Paramount Pictures (France)
クレジットタイトル詳細 (14)
- 製作代表 : Xavier Gélin
- Screenwriters : Michel Deville, Nina Companeez
- Dialogue Writer : Nina Companeez
- フォトディレクター : Claude Lecomte
- 作曲家 : Eddie Vartan
- Assistant directors : Jean Lefèvre, Alain Tourriol
- Editor : Nina Companeez
- 録音技師 : André Hervée
- Costume designer : Gitt Magrini
- Producers : Mag Bodard, Henri Michaud
- 製作部長 : Philippe Dussart
- スクリプト : Annie Maurel
- 装飾 : Claude Pignot
- 音楽編曲 : Gioacchino Rossini
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : センチメンタルコメディ
- 言語 : フランス語
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス
興行収入・公開作品
テレビ放送
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