あらすじ
本作は、女性彫刻家のカミーユ・クローデルとその4歳下の弟で詩人のポール・クローデルの作品と書簡、当時の医療記録に基づいている。
カミーユは、師匠であるオーギュスト・ロダンとの15年に渡る情熱的な恋愛関係が破綻した末に精神を患い、1915年には南仏のモントヴェルク精神科病院で孤独な日々を過ごしていた。そんなある日、カミーユの理解者で、彼女が深く愛する弟ポールが面会に来ると知らされたカミーユは心浮き立つ。ポールなら自分を退院させてくれると信じていたからである。しかし、ポールにその気はなかった。
久しぶりの再会にカミーユは喜びながらも、今の生活の辛さを涙ながらに訴える。いまだにロダンへの激しい憎しみと被害妄想を露にする姉の姿に、信心深いポールは神の試練だと諭すが、その言葉が彼女に届くことはなかった。病院長はポールに、カミーユを希望通りに退院させて静養させることを勧めるが、ポールはそれに答えずに口をつぐむ。
結局、カミーユは精神病院で29年間を過ごし、1943年10月19日に79歳で亡くなると、遺体は共同墓地に埋葬される。ポールは最後まで姉を訪ねていたものの、葬儀には参列しなかった
クレジット
監督 (1)
俳優 (9)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : 3B Productions
- Co-productions : Arte France Cinéma, Pictanovo, Le Fresnoy - Studio national des arts contemporains
- Film exports/foreign sales : Goodfellas
- フランス国内配給 : ARP Sélection SAS
クレジットタイトル詳細 (17)
- 製作代表 : Jean Bréhat, Muriel Merlin, Rachid Bouchareb
- シナリオライター : Bruno Dumont
- フォトディレクター : Guillaume Deffontaines
- Assistant directors : Claude Debonnet, Aurélia Hollart, Cyril Pavaux
- Editors : Bruno Dumont, Basile Belkhiri
- 録音技師 : Philippe Lecoeur
- Costume designers : Alexandra Charles, Brigitte Massay-Sersour
- Co-producers : Rémi Burah, Véronique Cayla
- 音声アシスタント : Nicolas Gilou
- 撮影技師アシスタント : Anna-Katia Vincent, Pierre Dejon
- 製作部長 : Cédric Ettouati
- 報道担当（映画） : Matilde Incerti
- スクリプト : Virginie Barbay
- 装飾 : Riton Dupire-Clément
- Sound mixers : Emmanuel Croset, Cyrille Lauwerier
- スチールマン : Roger Arpajou
- Unit Production Manager : Delphine Veron
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メディアギャラリー
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : Biopic, ドラマ
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : はい
興行収入・公開作品
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