あらすじ
1931年、南仏。地主の旧家“嵐が丘"では家長の死後、長男のギョーム(オリヴィエ・クリュヴェリエ)が養子ロック(リュカ・ヴェルヴォー)を邪 険に扱い、使用人同然の身分に格下げしていた。ロックを愛する妹カトリーヌ(ファビエンヌ・バー)はそんな兄に反発し、ロックと二人で家出する。途中猟場 の罠に足を挟まれて怪我したカトリーヌは、近くに住むブルジョワのランドン家に身を寄せる。元々孤児のロックはランドン家に入ることを許されず、“嵐が 丘"でギョームに苦しめられながら彼女の帰りを待つ。上流階級に接して見違えるほど美しくなったカトリーヌに、ロックは自分との間に深い溝ができたことを 感じる。革命記念日のパーティーでランドン家の息子オリヴィエ(オリヴィエ・トレス)と娘イザベル(アリス・ポンシュヴィル)が“嵐が丘"に招かれるが、 ロックは些細なことでオリヴィエに殴りかかり、ギョームに納屋に閉じ込められる。そしてロックは姿を消した……三年後、ランドン夫妻の没後、オリヴィエと その妻になったカトリーヌが当主になり、イザベルと“嵐が丘"の女中でカトリーヌ兄妹の親代わりであるエレーヌ(サンドラ・モンタギュー)と共に暮らして いた。そこに立派な身なりに身を固めたロックが訪れる。ロックは酒で身を持ち崩したギョームのせいで荒れ果てた“嵐が丘"に投宿し、ランドン家をたびたび 訪問する。イザベルはそんな彼に恋心を抱く。ロックと愛をも超越する強い絆で結ばれているカトリーヌだが、彼の真意が理解できずに苦しむ。ロックはギョー ムの借金を肩代わりして“嵐が丘"を手に入れる。兄嫁にロックとのことを反対されたイザベルは家出して“嵐が丘"に身を寄せる。ロックは自分は財産が目当 てなのになぜ家出したと彼女をなじり、彼女を犯す。傷心のイザベルはギョームがロックを殺す計略を立てているのを知って手を貸すが、最後のその時に妨害す る。ランドン家ではカトリーヌが部屋に閉じこもり、食事も拒否し、衰弱の末死ぬ。荒れ果てた“嵐が丘"で、ロックは亡きカトリーヌの手が自分を手招きして いるのを見る。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (8)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : La Cecilia
- 共同製作 : Renn Productions
- Film exports/foreign sales : Celluloid Dreams
- フランス国内配給 : AMLF
クレジットタイトル詳細 (19)
- 製作代表 : Martine Marignac
- Screenwriters : Jacques Rivette, Pascal Bonitzer, Suzanne Schiffman
- せりふ作者 : Pascal Bonitzer
- フォトディレクター : Renato Berta
- Assistant directors : Pascal Deux, Suzanne Schiffman
- Editor : Nicole Lubtchansky
- Sound recordist : Alix Comte
- Costume designer : Laurence Struz
- 原作者 : Emily Bronte
- 共同製作 : Claude Berri
- 音声アシスタント : Thierry Jeandroz
- 撮影技師アシスタント : Guillaume Schiffman, Jean-Paul Toraille
- 製作部長 : Daniel Chevalier
- Assistant editor : Cristiana Tullio-Altan
- スクリプト : Lydie Mahias
- 美術装飾 : Manu de Chauvigny
- サウンド・ミキサー : Claude Villand
- 演出助手 : Gilles Loutfi
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 文学作品翻案, ドラマ
- 言語 : フランス語
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス
- 製作年 : 1985
- フランス公開 : 09/10/1985
- 上映時間 : 2 時間 10 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 59.356
- ビザ発行日 : 20/05/1985
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : カラー
- 画面セット : 1.66
- Audio format : モノラル
- 禁止 : なし
興行収入・公開作品
テレビ放送
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ニュース&アワード
About
エミリー・ブロンテの『嵐が丘』を30年代フランスの片田舎に置き換えて映画化した異色の文芸ドラマ。監督はヌーヴェルヴァーグの旗手のひとり、 「北の橋」「ジャンヌ」(二部作)のジャック・リヴェット。脚本はリヴェットと、「美しき諍い女」「ジャンヌ」のパスカル・ボニツェール、フランソワ・ト リュフォーの右腕だったシュザンヌ・シフマンの共同。撮影は「書かれた顔」などの名手レナード・ベルタ。美術は「ジャンヌ」のマニュ・ドゥ・ショヴィ ニー。音楽はブルガリアの民族音楽を集めたアルバム『Les mysteres des voiz borgares(ブルガリアン・ヴォイス)』から3曲が使用されている。出演は本作のためにオーディションで選ばれた若手のキャストが中心で、共演はサ ンドラ・モンテギュ、「日曜日が待ち遠しい」「さよなら子供たち」のフィリップ・モリエ・ジュヌーナほか。
Source : movie.goo.ne.jp
この作品のささやかな出発点となったのは、バルチュスの『嵐が丘』の挿絵を見直したことでした。少女キャサリンと少年ヒースクリフを描いたこのペン画を見てもっとも驚かされたのは、二人の動き、速度、活力がそこに描かれていたことです。
(ジャック・リヴェット、「ル・モンド」1995年10月10日)
Source : Institut.jp