あらすじ
オルレアン警察の部長刑事フェロー(イヴ・モンタン)は、職務に忠実で有能で、手にする拳銃パイソン357は彼に とって一身同体の存在だった。彼には、ある事件をきっかけに愛するようになった恋人シルビア(ステファニア・サンドレッリ)がいた。孤児育ちの狐独な彼に は真剣な恋だったが、シルビアには謎が多く、逢っている時でも、ある時刻になると逃げるように帰ってしまうのだった。それもその筈、シルビアはフェローの 上司ガネイ署長(フランソワ・ペリエ)の愛人だったのだ。ガネイには資産家の妻テレーズ(シモーヌ・シニョレ)がいたが、彼女は病身ゆえに性的満足を夫に 与えられないためシルビアの存在を黙認していた。シルビアの行動から新しい恋人の出現を察したガネイは、その嫉妬から、詰問したあげくにシルビアを殺して しまう。半狂乱で家に帰ったガネイは妻にすべてを打ち合けた。テレーズは自首しようとする夫を思いとどまらせる。翌日、シルビアが殺されたことを知った フェローは、気も狂わんばかりになり、真犯人追求にのり出す。捜査が進むに従って、彼女の家を訪れているフェローに、不利な証拠品が揃い部下のメナール刑 事(マチュー・カリエール)たちも、証人の尋問を避けるフェローに首をかしげた。シルビアの部屋で、どこかの城をバックに彼女が写っている写真を発見した フェローは、それをガネイに見せる。自分の別荘が写っていることに驚いたガネイは、フェローを危険人物であると考え、逆に彼を犯人に仕立てようとし、証人 たちを集め、総合会議を開くことにする。その会議の前日、ガネイはフェローを呼び出し、シルビアとの関係を自白させ、それを録音し、フェローに拳銃を向け る。が、一瞬の間にフェローのパイソンが火を噴き、ガネイは死ぬ。真犯人であるガネイを殺してしまったフェローは、自分の顔を硫酸で焼く。生きる望みを 失ったガネイ夫人は、夫が死んだ場所で、フェローに自殺を手伝わせようとする。その現場を目撃したメナールは、署に事件の真相を報告しようとする。が、そ の前に強盗事件が起こり、現地に向かった彼は、ギャングの機関銃の的になり絶対絶命の危機にさらされる。その時、彼を救ったのはフェローだった。逆に傷つ き病院へ運ばれたフェローのポケットから落ちたシルビアの写真の入ったペンダントを見たメナールは、すべてを悟り、それをフェローのポケットに静かにも...
クレジット
監督 (1)
俳優 (17)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Albina Productions
- 海外製作作品 : TIT Filmproduktion
- Film exports/foreign sales : Tamasa Distribution
- フランス国内配給 : Les Films La Boëtie
クレジットタイトル詳細 (19)
- 製作代表 : Albina Du Boisrouvray
- シナリオライター : Daniel Boulanger
- せりふ作者 : Daniel Boulanger
- フォトディレクター : Étienne Becker
- 作曲家 : Georges Delerue
- 監督補佐 : Jacques Santi
- 録音技師 : Harald Maury
- 海外プロデューサー : Wolfdieter Von Stein
- 原作者 : Kenneth Fearing
- 撮影技師アシスタント : François Catonné
- 撮影技師 : Patrice Wyers
- 製作部長 : Georges Casati
- 音声編集担当 : Norbert Marfaing-Sintès
- Assistant editor : Dominique Landman
- スクリプト : Bénédicte Kermadec
- Foley artist : Daniel Couteau
- サウンド・ミキサー : Jean Nény
- Location managers : Alain Artur, Roland Godard
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 推理
- 言語 : フランス語
- 出身 : ドイツ, フランス
- Original French-language productions : 不明
興行収入・公開作品
テレビ放送
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