あらすじ
20世紀のローマ。今しも、ある貴族の館でコンサートが開かれようとしていた。当夜の主役、トゥリオ伯爵(ジャンカルロ・ジャンニーニ)は社交界にゴシップを提供している男だった。妻のジュリアーナ(ラウラ・アントネッリ)とは結婚して数年たつが、愛はさめていた。彼は、ここしばらく、男を虜にせずにはおかない未亡人の公爵夫人、テレザ(ジェニファー・オニール)に夢中だった。そして、ジュリアーナにしばしの別れをつげ、テレザを連れてフィレンツェへと旅立った。一方、ローマの邸宅には、弟のフェデリコ(ディディエ・オードパン)が里帰りしてきた。彼は友達で作家のフィリポ(マルク・ポレル)を連れてきたが、いつしかジュリアーナとフィリポは互いに惹かれ合うものを感じるようになる。やがて、テレザと別れて、フィレンツェからトゥリオが帰ってきた。彼は、明るさを取り戻しているジュリアーナに不審を抱く。やがて、トゥリオが決定的に打ちのめされる日がやってきた。ジュリアーナが妊娠したのだ。フィリポの子供だと感じたトゥリオは、相続人ができたことを嬉ぶ母(リナ・モレリ)やフェデリコを傍らに、苦悩を深める。そこで、神の力を信じないリアリストである彼は、子供を堕胎させようとするが、ジュリアーナは拒み、子供が生まれるが、雪降るクリスマスの夜トゥリオは、子供を寒さの中に置き去りにし、死なせてしまう。驚きのあまり失神したジュリアーナは、一生フィリポを愛し続けることをトゥリオに告げ僧院へ入ってしまう。数カ月後、テレザを連れて自宅へ戻ったトゥリオは、彼女の口から、もう愛のないことを聞かされ、その思いがけない言葉に、自分がすべてに敗れたことを悟った。トゥリオは、永遠のイノセントの世界を夢みて、拳銃の引き金を引くのだった。
クレジット
監督 (1)
俳優 (12)
映画製作・配給会社 (4)
クレジットタイトル詳細 (10)
- 製作代表 : Jacques Leitienne, René-Marie Bobichon
- Adaptation : Suso Cecchi D'Amico, Enrico Medioli, Luchino Visconti
- Screenwriters : Suso Cecchi D'Amico, Enrico Medioli, Luchino Visconti
- フォトディレクター : Pasqualino De Santis
- 作曲家 : Franco Mannino
- 編集担当 : Ruggero Mastroianni
- Costume designer : Piero Tosi
- 海外プロデューサー : Giovanni Bertolucci
- 原作者 : Gabriele D'Annunzio
- 装飾 : Mario Garbuglia
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ
- 言語 : イタリア語
- 出身 : イタリア (80.0%), フランス (20.0%)
- Original French-language productions : いいえ
- 製作国 : ごく一部フランス (イタリア, フランス)
- 製作年 : 1976
- フランス公開 : 15/09/1976
- 上映時間 : 2 時間 5 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 44875
- ビザ発行日 : 29/06/1976
- CNC助成 : はい
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : カラー
- 画面セット : スコープ
- Audio format : モノラル