あらすじ
ジャニーヌ・ガルニエ(ニコール・ガルシア)は、1948年、パリで労働者の娘として生まれる。芝居の女優になる ことを夢みた彼女は、両親の反対を押し切って旅巡りの劇団に加わったりした後、家を出て左岸の小劇場で舞台女優となった。ジャン・ル・ガル(ロジェ・ピ エール)は、1929年、ブルターニュ地方の富裕な家庭に生まれ、野心家の彼は政界か文壇に出ることを望み、情報文化大臣官房を経て、75年には放送局の 報道部長となり、放送批判の本なども書いた。その彼が、ジャニーヌの芝居を見て彼女に惹かれた。やがて当然のように愛し合う仲になる二人。ジャンはジャ ニーヌに、アメリカにいる伯父さんがいつしかフランスに帰って来て島に隠した財宝のありかを教え、皆に幸せをもたらしてくれるのだ、と語った。妻子を捨て てジャニーヌの部屋に住むようになるジャン。しかし、仕事に出かけようとするジャニーヌのもとに、ジャンの妻アルレット(ネリー・ボルジョー)がやってき て、ジャンを返してくれと懇願する。すでにジャニーヌの芝居ヘの情熱を理解しなくなりはじめていたジャンに、彼女は別れを告げた。二年たち、ジャンは政界 に進出し、一方ジャニーヌはコピーライターとして碓固たる地位を築いていた。仕事で系列会社の役員に会いに行ったジャニーヌは、そこでザンボー(ピエー ル・アルディティ)役員と話しこんでいたルネ・ラグノー(ジェラール・ドパルデュー)と会った。彼とは、業界の仕事でいくどか会ったことがあった。ルネは 1945年、メーヌ・エ・ロワールの農場経営者の家に生まれ、19歳で家を飛び出し、紡績会社に就職し、今では支店の技術部長にまで昇進していた。しか し、今、ルネはザンボーから不本意な異動を宣告され、全ての希望を失っていた。しかも、彼の妻テレーズ(マリー・デュボア)は、新しい任地へ行くことをい やがり、三人目の子供を宿していることを初めて口にした。持病の胃潰瘍が、そして家庭、職場の問題が彼をしめつける。睡眠薬を飲み、首を革ベルトでまくル ネ……。病院で一命をとりとめたルネにつきそうジャニーヌ。その足でジャンの家に何かった彼女は、そこでアルレットの冷たい態度に驚く。ジャンと会う彼 女。「人間は共存するが、一体にはならない」と、この三人の“サンプリング”を臨床心理学的な視点で分析し続けてきた生物学者アンリ・ラボリは語る……。
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クレジット
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俳優 (47)
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クレジットタイトル詳細 (12)
- シナリオライター : Jean Gruault
- フォトディレクター : Sacha Vierny
- 作曲家 : Arié Dzierlatka
- Assistant directors : Guy Pinon, Florence Malraux, Jean Léon
- 編集担当 : Albert Jurgenson
- Sound recordists : Jean-Pierre Ruh, Georges Prat
- Costume designer : Catherine Leterrier
- プロデューサー : Philippe Dussart
- アソシエートプロデューサー : Christian Lentretien
- 撮影技師アシスタント : François Catonné, Arthur Cloquet
- 美術装飾 : Jacques Saulnier
- サウンド・ミキサー : Jacques Maumont
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 心理劇
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : はい