あらすじ
外交官ヴァルモン夫妻と言えばパリの上流社会でも最も洗練されたカップルである。このカップルはまことに不思議な夫婦であった。妻ジュリエット(ジャン ヌ・モロー)は、多くの男と関係をしながらも、夫ヴァルモン(ジェラール・フィリップ)を誰よりも愛していたし、夫ヴァルモンとて次々に女を変えながら も、一番愛しているのはジュリエットであった。しかも二人はお互のアヴァンチュールを報告し合うばかりか、その始末まで共謀でやっているのだ。パーティの 夜、ジュリエットは別れようと考えていた愛人ジェリ・コート(ニコラス・ヴォーゲル)が若いセシル(ジャンヌ・ヴァレリー)と婚約したのを知った。一寸し た復讐心から、彼女は夫ヴァルモンにセシルの純潔を踏みにじらせてからコートに渡してやろうとする。ヴァルモンはセシルがクリスマスを過ごしているメ ジューヴでセシルを難なく物にした。セシルはまた、金持のコートと婚約しながら、真面目なダンスニ(ジャン・ルイ・トランティニャン)と恋をささやいてい るチャッカリ娘でもあった。ヴァルモンはセシルを簡単に手に入れたが、メジェーヴで会ったマリアンヌ夫人(アネット・ヴァディム)に心を奪われてしまっ た。あらゆる手をつくして彼はマリアンヌに迫ったが、彼女は難攻不落であった。ヴァルモンの彼女に対する気持はとうとう本物の恋になってしまった。遂にマ リアンヌもヴァルモンの情熱に屈した。夫のそんな変化にジュリエットはいささか驚いた。そして策をめぐらし無理矢理二人の仲を割いた。だが二人の仲にはし こりが残り、マリアンヌは夫への仕返しにダンスニを情人にしようとした。ところがヴァルモンとセシルの仲を知らされたダンスニは、怒りのあまりヴァルモン を殺してしまった。警察が事情をしらべる前に、マリアンヌは二人の間に交された情事の手紙を焼きすてようとしたが、あやまって顔にやけどをしてしまう。ス キャンダルはひろまった。つめかけた新聞記者を前にして、だがマリアンヌは無惨に醜くなった顔を、昂然と上げていた。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (26)
映画製作・配給会社 (3)
クレジットタイトル詳細 (18)
- Screenwriters : Roger Vadim, Roger Vailland, Claude Brule
- せりふ作者 : Roger Vailland
- フォトディレクター : Marcel Grignon
- 作曲家 : Thelonious Monk
- Assistant directors : Jacques Poitrenaud, Serge Marquand, Jean-Michel Lacor
- 編集担当 : Victoria Mercanton
- 録音技師 : Robert Biard
- Costume designer : Gladys De Segonzac
- 原作者 : Choderlos de Laclos
- プロデューサー : Edmond Tenoudji
- 音声アシスタント : Victor Revelli
- 撮影技師アシスタント : André Marquette
- 撮影技師 : Raymond Lemoigne
- 製作部長 : Léopold Schlosberg
- スクリプト : Suzanne Durrenberger
- 装飾 : Robert Guisgand
- スチールマン : Serge Beauvarlet
- 演出助手 : Michel Choquet
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 心理ドラマ
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス (100.0%)
- Original French-language productions : はい