あらすじ
フランスで最も篤学な科学者と伝われるスタンジェルソン教授はパリから程遠からぬサント・ジェヌヴィエエヴの森の中にあるグランディエ城に篭居して 研究に余念がなかった。教授は最愛の娘と二人で、淋しいけれども平和な生活をしていた。スタンジェルソン嬢は頭脳明晰であるとともに美貌をもって聞こえて いるので、結婚申し込みは降るほどあったが、何故か全て蹴って四十に近い今日まで独身を通していた。しかし最も熱心な求婚者ロベエル・ダルザックだけは週 末毎にパリから訪れて、嬢に求愛したので遂に嬢はダルザックと婚約を結んだ。ところがある晩教授の実験室に隣つている令嬢の部屋から悲鳴と銃声が聞こえ た。令嬢の部屋は実験室と相通じる扉が一つあるきりで、他に出入口はなく、窓には頑丈な鉄の枠がはめてあり、黄色の壁紙を張り詰めてあるのである。教授が 驚いて入ろうとすると部屋は内側から鍵がかけてあった。そこで下男と力を合わせて漸く扉を破ってみると嬢は、頭に瀕死の重傷を負って床に倒れていた。パリ 警視庁からは名探偵フレデリック・ラルサンが派遣され、取り調べの結果婚約者ダルザックが下手人であると断じた。ところがパリの年若い記者ジョゼフ・ルレ タビュは探査と推理によって真犯人が他にあることを確信し、ダルザックが法廷に断罪される日に下手人は名探偵ラルサンであることを立証した。しかしそのと きラルサン実は盗賊バレイエルは早くも風を喰って姿を眩ましていた。ルレタビユは如何にしてラルサンが犯人であるか、犯罪は何うして行われたか、を証明し 得たであろうか?
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (14)
映画製作・配給会社 (2)
- 製作代表 : Films Osso
- フランス国内配給 : Films Osso
クレジットタイトル詳細 (9)
- Directors of Photography : Léonce-Henri Burel, Nicolas Toporkoff
- 作曲家 : Edouard Flament
- Assistant directors : Georges Lampin, Suzanne Vial
- Editor : Marguerite Beauge
- 録音技師 : Antoine Archimbaud
- 原作者 : Gaston Leroux
- プロデューサー : Adolphe Osso
- 音声編集担当 : Jacques Manuel
- Production Designers : Jaquelux, André Barsacq, Lazare Meerson
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 推理
- テーマ : ミステリー, 殺人
- 言語 : フランス語
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス
- 製作年 : 1930
- フランス公開 : 18/09/1930
- 上映時間 : 1 時間 48 分
- 経過状況 : 公開済み
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : 白黒
- 画面セット : 1.33
- Audio format : モノラル
興行収入・公開作品
テレビ放送
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