2014年マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルの代表を務めるのは、 『The Young and Prodigious Spivet (T.S. スピヴェット君 傑作集)』の世界リリースが予定されているJean-Pierre Jeunetに決定しました。
Jean-Pierre Jeunet (ジャン=ピエール・ジュネ)は、Marc Caro と共に短編作品を制作し、映画監督としての活動をスタートさせました。 Jeunet & Caro の短編は数々の国際映画祭で表彰されました。また、彼らの初長編作 『デリカテッセン (デリカテッセン)』 (1991年)は、フランスでの観客動員数150万人を記録する大ヒットとなり、その年のセザール賞で新人監督賞と脚本賞を受賞しました。その後も1995年に Jeunet & Caro のコンビで第2作目となる長編 『ロスト・チルドレン (ロストチルドレン)』 を制作。最先端の特殊効果技術が注目を集め、アメリカや日本など世界各国でリリースされる成功作となりました。
国際的評価の高まりを受け、ハリウッドへ進出した Jeunet は、1997年に単独で 『エイリアン4~復活~』 を制作します。その後、2000年に活動基盤をフランスに戻し、『Amelie (アメリ)』を制作。アカデミー賞5部門にノミネート、セザール賞4部門を受賞、世界で3000万人の観客を動員する一大ヒットとなりました。主演のAudrey Tautou (オドレイ・トトゥ)は、セバスチャン・ジャプリゾ原作の小説を映画化した次作 『ロング・エンゲージメント (ロング・エンゲージメント)』 でも主演を務めました。
2009年には第35回ドーヴィル・アメリカン映画祭で審査委員長を務めたJean-Pierre Jeunet 。同年、Dany Boon (ダニー・ブーン)主演のコメディ 『Micmac à tire-largot (ミックマック)』 を制作しました。今年10月にフランスで公開された最新作 『The Young and Prodigious Spivet (T.S. スピヴェット君 傑作集)』 は、全編英語で制作されました。著名な科学賞を受賞し、式典に出席するために、アメリカの片田舎からワシントンDCを目指してたったひとり旅に出る天才少年の物語を描きます。世界リリースは2014年に予定されています。