視聴回数は世界中で400万回を数え、記録を更新する成功を収めた2014年版。フェスティバルの総括と受賞作品をお知らせします。
2014年1月17日から2月17日まで UniFrance によって開催されたオンラインによるフランス映画の祭典、第4回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル。昨年2013年版に比べ4倍もスコアを伸ばし、これまでにない大成功を収めることができました。開催期間1か月間のうちに、世界250の国と地域からアクセスがあり、MyFrenchFilmFestival のサイトおよび20のパートナーのプラットフォームで、長編・短編合わせて400万回の視聴回数を記録しました。
2014年のまとめ :
• 今回のフェスティバルでとくに目覚ましい成長率を記録したのは 中国 でした。Youku および Tudou の二つのプラットフォームでは、視聴回数350万回 (前年比830%増) を記録。短編作品では、 『 7番目の天国 』 が250万回、長編では 『 オーギュスティーヌ 』 が35万回の視聴を記録しました。
• 専用サイト MyFrenchFilmFestival のプラットフォームにおけるフィルム視聴回数も、23万回を超え、20%の増加率となりました。
• 視聴回数の多かった国トップ5は以下のとおりです:中国、ポーランド、 ロシア、 メキシコ、ブラジル。
• 視聴が有料の国における映画作品のレンタルは、昨年は3万8千件だったのに対し今年は4万6千件を数え、全体で21%増という結果となりました。iTunes での視聴に関しては、昨年の2倍となりました。
• アメリカ合衆国 および ロシア では、オンラインフェスティバルに並行して、550回を超える劇場上映も実施されました。今回が初の試みとなる商用上映は、アメリカの配給会社「Specticast」とのパートナーシップにより実現したものです。また、アンスティチュ・フランセのネットワークによる非商用の上映イベントも10ヶ所以上で開催されました。
• 専用サイトMyFrenchFilmFestival のプラットフォームへの登録者数は10万人を突破しました。
• SNS Facebook 公式ページでのフォロワー/サポーターは18万人を超え、1ヵ月間でこれまでの2倍となる数字をマークしました。
• フェスティバルの予告トレーラーは世界中で再生され、その回数は260万回に達しました。
☆2014年受賞作品一覧☆
受賞7作品は、エールフランスの機内エンターテイメントプログラムで2014年夏より6ヵ月間上映されます。また、パートナー企業 Skeye との提携により、その他海外の航空会社10社にも提供される予定です。
映画関係者賞(審査員賞) :審査委員長:Jean-Pierre Jeunet、審査員: Marco Bellocchio (イタリア)、Anurag Kashyap (インド)、 Frédéric Fonteyne (ベルギー)
Édouard Deluc 監督 『ハッピー・ウエディング・イン・メンドーサ 』
一般観客賞 (投票数総計3万票)
長編 :Samuel Collardey 監督 『リトル・ライオン ~明日へのゴール~』
短編 :Amélie Harrault 監督 『モンパルナスのキキ』
国際報道機関賞 (国際的メディアを代表する10人のジャーナリストによる選出)
長編 :Namir Abdel Messeeh 監督 『僕とコプトとマリア様』
短編 :Xavier Legrand 監督 『全てを失う前に』
ソーシャルネットワーク審査員賞 (Facebook や Twitter などオンラインネットワークで影響力を持つ、世界20ヵ国100人の映画ファン審査員による選出)
長編 :Louis-Do de Lencquesaing 監督 『ギャロップ』
短編 :Michaël Guerraz 監督 『粘土』