『真夜中のピアニスト』(De battre mon cœur s'est arrete)は10作品のノミネートで今年のセザールの本命と言われていました。
この作品は、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀助演男優賞(ニールス・アルストラップ)、最優秀エスポワール女優賞(リン・ダン・ファン)、最優秀脚色賞(ジャック・オディアール/トニーノ・ブナキスタ)、最優秀音楽賞(アレクサンドル・デブラ)、最優秀撮影賞(ステファーヌ・フォンテーヌ)、そして最優秀編集賞(ジュリエット・ウェルフラン)を獲得しました。
「ロマン、この賞は君のものだよ、君がいなかったらこの賞は取れなかった。」とジャック・オディアール監督はセザールをフランスこの映画の中で悪徳な不動産業者の人生がピアノによって変わっていくという主人公を演じたロマン・デュリスに捧げました。ちなみにこの映画はフランスで100万人以上の観客を集めています。
ナタリー・バイは、"Le petit lieutenant"(仮題:小警視)で刑事を演じ最優秀主演女優賞を、23年前、"La balance"(『愛しきは、女/ラ・バランス』)というまた別の刑事の話でセザールを獲得して以来の受賞となりました。「この賞をもう演じていない女優達、電話を待っているけれどもそのチャンスが訪れない女優達に捧げます」と壇上で語りました。
ラデュ・ミヘイレアニュ監督はアラン=ミシェル・ブランと共に彼の作品"Va, vis et deviens" (『行け・生きろ、生まれ変われ』)で最優秀オリジナル脚本賞を獲得しました。
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2006年セザール賞受賞リスト