カンヌ映画祭での審査員特別賞受賞は記憶に新しいペルセポリスだが、フランスで100万人を超える観客動員数を記録した。世界各国で次々と公開が決定している。ドイツで11月29日から、イタリアでは12月7日、イギリスでは来年2月28日から。ここ日本では正月公開を予定。ユニフランスは先週、パリでヨーロッパの記者たちと監督 Marjane Satrapi (マルジャン・サトラピ) とのセッションを開いたばかりだ。
Sony Pictures Classics の社長 Michael Barker によると、アメリカでも100以上のプリントを予定しており、12月25日にはN.YとL.A.で先行上映される事となっている。英語吹き替え版では Sean Penn や Gena Rowlands を起用するなど、英語版に関しても完成度の高い仕上がりになりそうだ。
さて、気になるアカデミー授賞式に関して、当作品は最優秀外国映画賞と最優秀アニメーション映画賞に同時ノミネートされる可能性が強い。正式発表は1月22日。
TIFF (Toronto International Film Festival)(先月の記事参照)では、スタンディングオーベイションの感動をもたらした『ペルセポリス』。次なる北アメリカ圏の映画祭アカデミー授賞式でも、再び大成功を収める事が出来るだろうか、世界各国の注目度も高まってきている。
◇ユニフランスは引き続き、『ペルセポリス』に関するニュースをお伝えします。