12月3〜10日の間、ユニフランスと在露フランス大使館によって、第8回フランス映画祭がロシアで行われる。
昨年はNijni-NovgorodとNovossibirskで開催された当映画祭だが、今年はヨーロッパにより近いKaliningradとRostov-sur-le-Donで開催される。映画祭が地方都市で開催されるというのは今回で3年目。実際にこれらの地方都市は、ロシアにおける映画産業の中で、大変重要な位置づけをされてきている。その反面今日のロシアでは、モスクワやサン=ペテルスブルグなどの従来の主要都市は、観客を動員するという役割を果たすのみに留まっている。
選出された7作品は以下の通り。『 Azur & Asmar / アズールとアスマール 』( Michel Ocelot 監督)『 L' Auberge rouge 』( Gérard Krawczyk 監督)『 Ensemble, c'est tout /幸せになるための恋のレシピ 』( Claude Berri 監督)『 My Best Friend 』( Patrice Leconte 監督)『 Persépolis / ペルセポリス 』( Marjane Satrapi (マルジャン・サトラピ) and Winshluss 監督)『 Prix à payer (Le) 』( Alexandra Leclère 監督)『 最後の恋人 』( Catherine Breillat 監督)
これらの映画に関わったアーティストたちによって組まれた代表団と共に、 Unifrance Ambassade de France - Russie Ministère de l'Europe et des Affaires étrangères が二つの都市を巡り、モスクワのジャーナリスト達も招待する予定。
今年のロシアにおけるフランス映画は、『 Taxi 4 / タクシー4 』=260万人(プリント数500)を筆頭に成功を収めたと言える。特にタクシー4に関してはペレストロイカ以降、フランス語で制作された映画史上最大の興行記録を収めた。この他にも2007年には37のフランス映画作品が公開され、『 Arthur and the Invisibles 』=46万人『 Hellphone / 仮題:ヘルフォン 』=31万人『 プライスレス 素敵な恋の見つけ方 』=25万人『 Prete-moi ta main / 仮題:手を貸して 』=16万人『 Ne le dis a personne / 唇を閉ざせ 』=11万人、という結果を残した。また、『 エンジェル 』『 パリ、ジュテーム 』の2作品も10万人を超える動員数を記録している。