1957年マルセイユ、地中海周辺の政治難民を多数受け入れている街。30年代終わりにフランコ政権から逃れてきたスペイン出身のジャンヌ。結婚し、小さな娘もいて、石けん工場で働きながら、穏やかな生活を送っている。
しかしある日,ジャンヌはアルジェリア人労働者から彼女の工場でビラを配ってくれと頼まれる。彼女は同意し、その彼女の行為は少しずつ使命のようなものに変わって行く。
やがて彼女はアリ・レジャラに会う。FLN(民族解放戦線)の活動家で彼女にアドバイスをし新たな任務をゆだねる。この紛争に対するジャンヌの活動への多くの協力は、彼女に彼と会う機会を無数にもたらすことになる。心の動揺が彼らの間に居座ることに・・。