ブリュッセル・モスクワ行きの電車の中の3人の男。
お互いに面識はないけれどドストエフスキーの小説『白痴』をめぐって出会うことになるブノワ、シャルル、そしてジェローム。
彼らは別れて、モスクワに到着する。けれどもまた会う約束をする。
2週間ほど後、旧ソ連時代の古いホテルで3人の旅人は再会する。そこに別の友人2人、エロイーズとベンジャミンがこの即興の集いに合流する。ブノワ、彼は彼の旧友、ナウームを訪ねるためそっと姿を消し、彼に『白痴』の数ページを読む。
シャルルとブノワの間のもの悲しい最後の会話を交わした後、パリ行きの最後のアナウンスが告げられる。