中年男クレマン(ジャン・ピエール・レオー)は一八歳の愛人ルイーズ(ジュディット・ゴドレーシュ)とパリの北部 グット・ドール街で同棲している。ある時、離婚した母親と住んでいた一九歳の息子アドリアン(トマ・ラングマン)が訪ねて来て、親子は四年振りに再会し た。ルイーズは麻薬中毒で、ポルノ写真のモデルをやっている。彼女の目標は人に注目される職に就くことで、テレビのプロデューサー、ザブロンスキー(マル タン・ラモット)に取り入ろうとしている。三人が一緒に暮らすようになったある日、ルイーズはアドリアンを誘惑する。結局若い二人はクレマンを捨てて同棲 することになったが、住む家もなく、友人のヴィクトル(アントワータ・バズレル)と中国人の恋人アガト(ウニー・ルコント)の家に居候することになった。 しかしその家も不法占拠しているあばら家で、ルイーズはそんな生活から抜け出そうと、プロデューサーに色じかけで迫った。アドリアンが地方都市で仲間と やった犯罪をかぎつけた警察の捜査の手が伸び、彼は父親の援助でアルゼンチンへと逃亡した。プロデューサーと同棲するようになったルイーズは久しぶりにク レマンを訪ね、彼がアパートを改装し、新しい女性と同棲しているのを知った。アドリアンの居所を訊くルイーズだが、クレマンは教えることを拒否する。テレ ビスタジオに着いたルイーズは何事もなかったかのようにキャメラの前で天気予報を伝えている。一方ヴィクトルと別れたアガトは中華料理屋で働いている。こ うしてそれぞれが新たな生活へと旅立っていったのだった。
Source : movie.walkerplus.com