カンヌ映画祭の審査委員は、全ての大陸から選ばれた公式コンペティション作品の中から9つの賞の受賞作品を発表しました。
フランス製作作品では、ジュリアン・シュナベール監督のLe Scaphandre et le papillon(『潜水服は蝶の夢を見る(仮題)』)が最優秀監督賞に、マルジャン・サトラピ&ヴァンサン・パロノー監督のPersepolisが審査員特別賞に輝きました。
河瀬直美監督の『殯(もがり)の森』(日仏共合作)がグランプリに、カルロス・レイガダス監督のLumiere silencieuse(『Stellet Licht』、仏メキシコ合作)が審査員特別賞、仏製作会社mk2が資金をバックアップしたガス・ヴァン・サント監督のParanoid Parkが60周年記念賞に輝きました。
その他の受賞作品としてはエトガ−ケレット&シラ・ゲフェン監督のLes Meduses(『Meduzot』、仏イスラエル合作)がカメラドール賞、SACD賞、TV5 monde賞を獲得しました。国際批評家週間のグランプリに選ばれたルチア・プエンゾ監督のXXYはACID賞にも選ばれました。また、同部門ではサンドリーヌ・ボネール監督のElle s’appelle Sabineが国際批評家(Fipresci)賞に選ばれています。
最後にある視点部門に出品されていたヴァレリア・ブルーニ=テデスキ監督のLe Reve d’une nuit d’avantは審査員特別賞を受賞しています。