あらすじ
第1話 「黒馬の哭く館
伯爵家の令嬢フレデリック(ジェーン・フォンダ)は女王のような我儘な振る舞いで周囲をいいなりにしてきた。ある日森の中で知り合った男爵家のウィ ルヘルム(ピーター・フォンダ)にフレデリックはひかれ、誘惑しようとしたものの、日頃の彼女の振る舞いに軽蔑の感情を持っていた彼に拒絶されてしまう。 怒りからの行動によりフレデリックはウィルヘルムの馬小屋に放火してしまう。その時ウィルヘルムは愛馬と共にも焼死してしまう。それ以後、フレデリックの 周囲では城に現れた黒馬にまつわる不可思議な事件が起こる。
第2話 「影を殺した男」
寄宿学校に通う狡猾なサディストのウィリアム・ウィルソン少年(アラン・ドロン)の前に彼と正反対な性格をした同名のうりふたつの少年が現れる。彼 は事ある事にウィルソンの悪事を妨害した。のちに士官となったウィルソンは賭博場であった美しい女性のジュセピーナ(ブリジット・バルドー)とカードの勝 負をする。ウィルソンはイカサマで勝利をし、ジュセピーナの裸の上半身を鞭で打つ。そこにうりふたつのウィルソンがまた現れ、インチキが暴かれてしまう。 怒り狂ったウィルソンは、もう一人のウィルソンを殺害してしまう。
第3話 「悪魔の首飾り
俳優のダミット(テレンス・スタンプ)は、かつて華やかな世界で名声と賞讃を欲しいままにしてきた、しかし、アルコール中毒によって落ち目の時期 だった。そんな彼にイタリアから新車のフェラーリを報酬に映画出演の話が来る。しかし、不安から、酒をのみつづけ、何かに取りつかれたかのようにフェラー リを走らせてしまう。
クレジット
俳優 (24)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Filmsonor Marceau
- Film exports/foreign sales : STUDIO TF1 Distribution (ex-Newen Connect)
- フランス国内配給 : Marceau-Cocinor
クレジットタイトル詳細 (14)
- Screenwriters : Roger Vadim, Federico Fellini, Bernardino Zapponi, Louis Malle
- せりふ作者 : Daniel Boulanger
- Directors of Photography : Tonino Delli Colli, Claude Renoir, Giuseppe Rotunno
- 作曲家 : Nino Rota, Jean Prodromidès
- Assistant directors : Michel Clément, Jean-Michel Lacor, Serge Vallin
- Editors : Suzanne Baron, Ruggero Mastroianni, Hélène Plemiannikov
- Costume designers : Jacques Fonteray, Piero Tosi, Ghislain Uhry
- 原作者 : Edgar Allan Poe
- プロデューサー : Raymond Eger
- 撮影技師アシスタント : Philippe Brun, Alain Douarinou, Vladimir Ivanov
- 撮影技師 : Bernard Noisette
- Production managers : André Cultet, Ludmila Goulian
- スクリプト : Suzanne Durrenberger
- Production designers : Jean André, Piero Tosi, Ghislain Uhry
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : アンソロジー映画, ホラー
- 言語 : フランス語, イタリア語, 英語
- 出身 : フランス, イタリア
- Original French-language productions : はい
興行収入・公開作品
ニュース&アワード
映画祭でのセレクション (1)
About
エドガー・アラン・ポーの原作を三部作として、仏伊三人の監督がそれぞれの個性とスタイル生かして作ったオムニバス。第一部「黒馬の哭く館」は、ロ ジェ・ヴァディム、パスカル・カズン、ダニエル・ブーランジェの三人が脚色、「バーバレラ」のロジェ・ヴァディムが監督。撮影はコンビのクロード・ルノ ワール、音楽はジャン・プロドロミデスが担当。出演は「バーバレラ」のジェーン・フォンダと彼女の弟のピーター・フォンダ。第二部「影を殺した男」はル イ・マル、クレマン・ビドル・ウッド、ダニエル・ブーランジェが脚色、「パリの大泥棒」のルイ・マルが監督。撮影はトニーノ・デリ・コリ、音楽はディエ ゴ・マッソン。出演は「太陽が知っている」のアラン・ドロン、「今宵バルドーとともに」のブリジット・バルドー。第三部「悪魔の首飾り」はフェデリコ・ フェリーニ、ベルナルディーノ・ザッポーニが脚色、「81/2」のフェデリコ・フェリーニが監督。撮影は「異邦人」のジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽は、 「ロミオとジュリエット(1968)」のニーノ・ロータ。出演は「血と怒りの河」のテレンス・スタンプ、サルヴォ・ランドーネ。
Source : movie.goo.ne.jp