あらすじ
貧 しい法律学生ルネ（ロベール・オッセン）は、強欲な質屋の老婆を殺した。彼女の存在は社会にとって害毒だと思ったからである。彼の妹ニコル（ウラ・ヤコブ ソン）は、初老の醜い金持モネスチエ（ベルナール・ブリエ）と婚約し、金をもらって兄の生活を救おうとする。しかし彼は、これを汚れた金だといって受取ら ず、不慮の死をとげたアルコール中毒者の一家に与えてしまった。そこで、この家の娘で春をひさぐリリイ（マリナ・ヴラディ）を知った。一方警察は老婆殺し の容疑者としてペンキ塗職人アンドレ（ローラン・ルザッフル）を逮捕し、彼は刑事の強引な尋問によって、自分が殺したと自白してしまった。しかし警部のガ レ（ジャン・ギャバン）は、ルネを真犯人だとにらみ、彼の良心に訴える。またモネスチエは、ルネの犯罪証拠をつかみ、これを種にニコルとの結婚を承諾させ ようとするが、ニコルが最後まで兄をかばうので、希望を失い自殺した。リリイはルネに、どんなに逃れても罪の意識からは逃れられない。神にのみすがって自 首してくれとすすめる。はじめは自らの正義を主張したルネも、リリイへの愛と次第に大きくなる良心の責苦から、遂に母やリリイと別れて、ガレ警部のもとへ 自首して出るのだった。
クレジット
監督 (1)
俳優 (31)
映画製作・配給会社 (3)
- 製作代表 : Champs-Élysées Production
- Film exports/foreign sales : Gaumont
- フランス国内配給 : Pathé Consortium Cinéma
クレジットタイトル詳細 (19)
- 製作代表 : Jules Borkon
- Adaptation : Charles Spaak
- せりふ作者 : Charles Spaak
- フォトディレクター : Claude Renoir
- 作曲家 : Maurice Thiriet
- Assistant directors : Pierre Granier-Deferre, Jean Léon
- Editor : Emma Le Chanois
- 録音技師 : Jean Rieul
- Costume designer : Marc Doelnitz
- 原作者 : Dostoïevski
- あてレコ : Martine Sarcey
- Sound assistants : Marcel Corvaisier, Guy Villette
- 撮影技師アシスタント : André Dubreuil, Andréas Winding
- 撮影技師 : Louis Stein
- 製作部長 : Pierre Laurent
- 編集アシスタント : Jacqueline Aubery
- スクリプト : Lily Hargous
- 装飾 : Paul Bertrand
- スチールマン : Roger Forster
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メディアギャラリー
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ, 文学作品翻案
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100％フランス (フランス)
- 製作年 : 1956
- フランス公開 : 04/12/1956
- 上映時間 : 1 時間 47 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 16655
- ビザ発行日 : 16/11/1956
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : 白黒
興行収入・公開作品
テレビ放送
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