あらすじ
マリア・ランベエルはオート・メエルの感化院に送り込まれて来た。最初の取調べの最中、院長のバルダン夫人は急死し、副院長のシャンブラ嬢が新しく 院長の位置についたが、彼女は苛酷な厳罰主義で少女に臨もうとしている冷たい女であった。マリアはその犠牲の第一号として早速二日間地下の石牢に叩き込ま れた。マリアの恋人、職工ピエエル・マッソオは彼女を脱走させようとし感化院近くの宿屋までやって来て、常習脱走犯の少女マルゴにあい、彼女にマリアへの 言伝てを託した。感化院に戻ったマルゴは忽ち石牢に入れられ、結局マリアにピエエルの言伝てを伝えたのは、少女達が新院長のやり方に反抗してハンストを起 している最中であった。少女達はピエエルとマリアの恋物語をきき、さながら自分達に恋人ができたような喜びと好奇心を感じた。ピエエルが石塀をよじてマリ アに逢いに来た時、彼女達は人垣を造って、二人の鉄棒ごしのランデヴウを守ってやった。それを見破ったシャンブラは再びマリアを石牢に入れたが、そのあま りのきびしさに舎監のゲランド嬢までが、罰則の中止を院長に要求するに至った。翌日、クリスマスの儀式のため少女達が村の礼拝堂に参列している時、突然河 の堤防が切れて濁水が押よせて来た。混乱の中でピエエルはマリアをさらって逃げ出した。ゲランドはそれを故意に見逃した。しかしこの時政治犯の少女カミイ ユが入水自殺をしたので、院に帰った少女達全員は院長から罰を食った少女達はついに怒りを爆発させ、院長宅へなだれ込んだ。ゲランドの制止により騒ぎは収 まったが、逃げ出した院長は、自ら庭に放っていた猛犬にかみ殺されてしまった。その間、マリアとピエエルは、濁水の中を遠く逃げのびたのであった。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (21)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Regina
- Co-productions : SIBIS, Les Acacias
- Film exports/foreign sales : Editions René Château
- フランス国内配給 : Filmsonor Marceau
クレジットタイトル詳細 (11)
- Adaptation : Julien Duvivier, Henri Jeanson
- シナリオライター : Julien Duvivier
- フォトディレクター : Victor Armenise
- Assistant directors : Jean-Claude Huisman, Jacques Planté
- Editor : Marthe Poncin
- 録音技師 : Pierre Bertrand
- Producers : Arys Nissotti, Pierre O'Connell
- 撮影技師アシスタント : Jacques Robin, Walter Wottitz
- スクリプト : Denise Morlot
- 装飾 : René Moulaert
- サウンド・ミキサー : Jacques Carrère
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- テーマ : 裁判
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス (フランス)
- 製作年 : 1949
- フランス公開 : 30/09/1949
- 上映時間 : 1 時間 48 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 8710
- ビザ発行日 : 02/08/1949
- CNC助成 : はい
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : 白黒
- 画面セット : 1.37
- Audio format : モノラル
- 禁止 : なし
ニュース&アワード
映画祭でのセレクション (1)
About
「旅路の果て」のジュリアン・デュヴィヴィエが、自ら脚本を書卸し、監督した一九四九年作品。台詞はアンリ・ジャンソンが担当している。撮影はヴェ テラン、ヴィクトル・アルムニーズ。「火の接吻」のセルジュ・レジアニ、新人のシュザンヌ・クルーティエを中心に、「我が父我が子」のシュジィ・プラン、 モニーク・メリナン、ジャン・ダヴィらが出演する他、デュヴィヴィエの選んだニュウ・フェイス少女達が多数出演している。
Source : movie.goo.ne.jp