あらすじ
一九〇〇年頃、英国少女オリヴィア・リアリイ(マリ・クレール・オリヴィア)は、母のつてでパリ近郊のレ・ザヴォン学院に入学した。この学院はマドモアゼル・ジュリイ(エドウィジュ・フィエール)とマドモアゼル・カラ(シモーヌ・シモン)の二人によって経営されていたが、カラは病弱で嫉妬心が強く、自然校内は二派に対立しがちであった。オリヴィアはここで故国にはない自由を味ううち、ジュリイ派のセニョリイナなどと仲良しになり、カラ派のフラウ・リイズナアからはうとまれる生徒の一人になった。夜毎の詩の朗唱やパリへの旅行で、オリヴィアの裡には次第にジュリイに対する慕情が芽生えた。ジュリイにとってもこの無垢の少女はこの上ないペットであった。クリスマスの舞踏会の夜、ジュリイは我知らずオリヴィアの部屋を訪れると約してしまったがからくも自制してやめた。失意のオリヴィアは、翌日うらみを述べに行ったジュリイの部屋で寝込んでしまった処をカラに発見され、それをなだめたジュリイは、ついに自分が学校をやめようと決心していると言い出した。ところが彼女の出発が近ずいた或夜、カラは自室で睡眠薬をのみすぎ、死亡した。過失か自殺か、原因は誰にも判らなかった。通夜の晩、唯一人遺骸の枕邊につきそったジュリイは、ドアの外でオリヴィアが震えているのをみつけ出した。ジュリイに心を捧げたオリヴィアは、そばにつきそって何か役に立ちたかったのである。翌朝ジュリイは心も洗われる想いでオリヴィアを送出し彼女に愛用の紙切ナイフを与えてカナダに旅立って行った。すべての希望をくだかれて学校を退学する時、オリヴィアははじめてジュリイの愛情が理解できたのだった。
Source : kinenote.com
クレジット
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俳優 (19)
映画製作・配給会社 (3)
クレジットタイトル詳細 (16)
- 製作代表 : Jacqueline Audry, Jean Paris
- Adaptation : Colette Audry
- せりふ作者 : Pierre Laroche
- フォトディレクター : Christian Matras
- 作曲家 : Pierre Sancan
- 監督補佐 : Claude Pinoteau
- Editor : Marguerite Beauge
- Costume designers : Mic Cheminal, Mireille Leydet, Marcelle Desvignes
- 原作者 : Dorothée Bussy
- 撮影技師アシスタント : Ernest Bourreaud
- 撮影技師 : Alain Douarinou
- 製作部長 : Jean Velter
- スクリプト : Jacqueline Loir
- 装飾 : Jean D'Eaubonne
- スチールマン : Roger Forster
- 演出助手 : Roger Rogelys
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 人生ドラマ, ドラマ
- テーマ : 同性愛
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
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