あらすじ
テレーザ・レオーニ(S・ローレン)は、弁護士ランネロング(A・ガルサン)から、息子アンドレ(M・アルベルティーニ)の裁判がミュニエール判事 (J・ギャバン)のもとで行われることを知らされた。息子のアンドレはアニー(M・カタラ)というガールフレンドを暴行殺害した罪に問われていたがミュニ エール判事はこの種の事件に対しては苛酷さをもって知られていた。裁判が始まる前にテレーザは判事を訪ねた。成熟した肉体を武器に彼を味方にひきいれよう としたのだが、判事とは会えなかった。開廷の日、テレーザは傍聴席で判事の起訴理由に耳をすませていた。テニスの帰りにアニーを暴行して殺し、死体を川に 棄てたというのだ。しかもアンドレはすぐカッとなるタチであり、父親はギャングだったために警察に殺されたという補足までついていた。そこまで聞いたテ レーザは席をたち、やとった男たちを使って判事の妻ニコール(G・カサデシュ)を誘拐した。電話で判事を誘い出したテレーザは、判事にアンドレを無罪にす ればニコールも無事返すという。判事は条件をのむ以外に術がなかった。翌日の法廷で、アンドレは事件当日のアニーのことを語った。家に連れ込んだのは彼女 にホモではないかとからかわれたためだ。セックスしてもさらに彼女はテレーザの衣裳をまとい母親を犯すつもりでもう一度と挑んだ。たまりかねて彼が殴る と、アニーは洗面台に頭をぶつけて気を失った。病院に運ぼうとして彼は、表にとまっていたパトカーを見て気遅れし、アニーを川に投げ棄てたのだという。法 廷でのミュリエール判事の態度が徐々に変わっていった。テレビでさえ彼が被告に同情的になったと報じた。その夜、とらわれのニコールが、糖尿病の薬を打ち 砕いた。誘拐者たちへの彼女なりの反抗だった。しかし、結局判事の好意的な言語も奏効して、アンドレは無罪になった。がその間ニコールは死んでいった。事 件のあと、息子アンドレの心はすでに母親から離れており、呆然とするテレーザ。思わぬなり行きにショックを受けたテレーザは生きる希望をなくした。彼女は 車のアクセルを踏むとコンクリートの壁に激突さた。
Source : movie.goo.ne.jp
クレジット
監督 (1)
俳優 (36)
映画製作・配給会社 (3)
- 海外製作作品 : CC Champion
- フランス国内配給 : Warner Bros. (France)
クレジットタイトル詳細 (22)
- Adaptation : Paul Andreota
- Screenwriters : André Cayatte, Pierre Dumayet
- せりふ作者 : Pierre Dumayet
- フォトディレクター : Jean Badal
- 作曲家 : Louiguy
- Assistant directors : Alain Bonnot, Jean-Claude Ventura, Michel Leviant
- 編集担当 : Paul Cayatte
- 録音技師 : Jean Rieul
- Costume designer : Nicole Bize
- 原作者 : Henri Coupon
- Producers : Jacques Bourdon, Carlo Ponti
- 音声アシスタント : Marcel Corvaisier
- 撮影技師アシスタント : Philippe Houdart, Yves Pouffary
- 撮影技師 : Georges Pastier
- 製作部長 : Jacques Bourdon
- Assistant editor : Michèle Catonne
- スクリプト : Catherine Prévert
- 装飾 : Robert Clavel
- キャスティング : Andrée Champeaux
- サウンド・ミキサー : Alex Pront
- スチールマン : Roger Corbeau
- 演出助手 : Jean Pieuchot
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ
- テーマ : 裁判
- 言語 : フランス語
- 出身 : イタリア, フランス
興行収入・公開作品
テレビ放送
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