あらすじ
パリから列車で10時間あまり、スぺイン国境に近い海辺の町ビアリッツ。リゾート地として知られるその町は、オ フ・シーズンとなると、人気が途絶え、静まりかえる。エレーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、パリからこの地にやって来て、病院で看護婦をしている。その 日、エレーヌは夜動を終えてアパートに車を走らせていた。疲労のためか、ちょっとした不注意から、人影が横切るのに気がつかなかった。車を止め、急いで近 づくと、一人の男が倒れていた。幸い怪我はなく、ひとまず近くの深夜レストランに落ちついた。男の名はジル(パトリック・ドベール)。母親がこの町で小さ なホテルを経営している。心配するエレーヌにジルは大丈夫だと答え、逆に落ちつきのあるエレーヌの美しさに目をみはった。「この町には6人の美人がいる が、あなたで7人目だ」。彼はエレーヌに一目惚れしたのだ。しかし、エレーヌは、そんなジルの気持ちを知りながら接近することをためらっていた。エレーヌ には、実は最愛の恋人を海の事故で失うという苦い過去があったのだ。建築家だったその恋人は、エレーヌのためにこの近くの郊外の田園に大きな館まで用意し ていた。その館はしっかりと鍵がかけられ、過去の美しい思い出として彼女の中にしっかりと封じこまれていた。しかし、ジルの求愛は誠実だった。少しずつエ レーヌの傷をいやすように、ジルは、閉ざされたエレーヌの心をやわらげさせた。無表情に冷たいエレーヌも、その熱意に従うようになってゆく。ある日曜日、 郊外のその館に、エレーヌは、ジルを案内した。事情を知ったジルは、複雑な気分を抱きその館を去った。ジルにはべルナール(エチエンヌ・シコ)という風来 坊の友だちがいた。彼はジルの妹のエリーズ(サビーヌ・オードパン)に気があったが、エリーズは受けつけない。そんな頃、エレーヌは、自分がジルにふさわ しくないと悟り、パリに旅発った。ジルはパリでエレーヌに会えることを信じ、春の陽光の中、列車に乗り込むのだった。
Source : movie.walkerplus.com
クレジット
監督 (1)
俳優 (13)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Sara Films
- Associate producer : Films A2
- Film exports/foreign sales : StudioCanal Films Limited
- フランス国内配給 : Parafrance
クレジットタイトル詳細 (14)
- Screenwriters : André Téchiné, Gilles Taurand
- 作曲家 : Philippe Sarde
- Assistant directors : Alain Centonze, Charlotte Trench, Bruno François-Boucher
- Editor : Claudine Merlin
- 録音技師 : Paul Lainé
- Costume designer : Christian Gasc
- プロデューサー : Alain Sarde
- Production manager : Christine Gozlan
- スクリプト : Michèle Andreucci
- Foley artist : Jean-Pierre Lelong
- 撮影技師 : Bruno Nuytten
- メイク : Jacky Reynal
- サウンド・ミキサー : Jacques Maumont
- 演出助手 : François Menny
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 心理ドラマ
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : はい
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映画祭でのセレクション (2)
About
This film marked a turning point in Téchiné’s career, anchoring his work from then on in a more realistic universe from the previous romantic one. For the first time Téchiné let his actors improvise, a practice he has continued ever since, adjusting his scripts to accommodate the new material. “From Hotel des Amériques onwards my films are no longer genre films,” he said. “My inspiration is no longer drawn from the cinema”. This film also started a long productive collaboration with Catherine Deneuve. "There are some directors who are more feminine than others, like Téchiné, like Truffaut. They are an exceptional gift to actresses," Deneuve said about their collaboration.
Source : Wikipedia.