あらすじ
時は一八七〇年頃、社会の変革を夢み、至るところで古い骨組みが揺らぎつつあるロシアのある地方の町。この町のスチェパン教授(オマー・シャリフ)の教えをうける若き過激派たちは、町の裕福な陸軍中将夫の一人息子スタヴローギン(ランベール・ウィルソン)を救世主とする教授の息子ピョートル(ジャン・フィリップ・エコフェイ)を中心に政治結社を組織するが、その中の一人シャートフ(イェジー・ラジヴィオヴィッチ)は組織から離れる決心をしていた。不穏な空気の中、組織の若者たちは公然と町の有力者に近づき懐柔を画策し始め、そして集会を組織し労働者を煽動した。しかし長い間服従に慣らされていた彼らは、一喝する知事の一言にうなだれむち打ちの刑に処されるが、すでに知事夫人の懐柔に成功していたピョートルは、その中に加わっていたシャートフの釈放を要請する。彼はシャートフを、労働者を売った密告者に仕立てあげようとしていたのだ。そしてピョートルは、自殺志願者のキリーロフ(ローラン・マレ)を訪ね、彼をシャートフ殺害の犯人にしようと企てるのだった。その頃、スタヴローギンの子供を身ごもっていたシャートフの妻マリア(イザベル・ユペール)がヨーロッパから帰国し、妻を愛するシャートフは親子三人の新しい生活を夢みる。そんな彼を組織の仲間が呼び出し、自由にしてやるとの誘いに応じたシャートフは、ピョートルを中心とした仲間の手で殺害され、雪深く埋められる。そして革命の混乱の中、ロシアを脱出するスチェパン教授は川を流れる小舟の中で静かに息を引きとるのだった。
クレジット
監督 (1)
俳優 (16)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Gaumont
- Co-productions : France 2 Cinéma, Les Films du Losange
- Film exports/foreign sales : Gaumont
- フランス国内配給 : Gaumont
クレジットタイトル詳細 (12)
- 製作代表 : Alain Poiré
- Screenwriters : Andrzej Wajda, Jean-Claude Carrière, Agnieszka Holland
- せりふ作者 : Jean-Claude Carrière
- フォトディレクター : Witold Adamek
- 作曲家 : Zygmunt Konieczny
- 監督補佐 : Goupil
- Editor : Halina Prugar-Ketling
- Costume designer : Krystyna Zachwatowicz
- 原作者 : Dostoïevski
- Producer : Margaret Menegoz
- 装飾 : Allan Starski
- サウンド・ミキサー : Dominique Hennequin
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ, 文学作品翻案, 歴史的
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
- Original French-language productions : 不明
- 製作年 : 1987
- フランス公開 : 24/02/1988
- 上映時間 : 1 時間 50 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 58121
- ビザ発行日 : 17/12/1987
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : カラー
- 画面セット : 1.66
- Audio format : モノラル