あらすじ
イ タリア共産党の若き指導者で、名門水球チームの選手でもあるミケーレ・アピチェッラ(ナンニ・モレッティ)は、シチリアで開催される水球選手権試合に出場 するため、車を走らせている途中交通事故に遭い、軽い記憶喪失に陥ってしまう。子供の頃の記憶以外は不鮮明な認識しかない状態のミケーレに、水球試合の行 われているプールで多くの人物が一方的に語りかけてくる。共産党の路線変更について質問する女性記者(マリエッラ・ヴァレンティーニ)、学生運動を回想す る友人、カトリックの神学者、そして感情をむき出しにするチームのコーチ(シルヴィオ・オルランド)…。ミケーレのチームが劣勢のまま試合は進む。場内の カフェテリアのテレビでは「ドクトル・ジバゴ」が放映されている。次第に記憶が蘇ってくるミケーレ。テレビの政治討論会、学生運動家としての若き日々、そ して優しかった母親…。テレビの映画が終わりに近づくと、場内すべての人々がテレビの前に集まってくる。皆が見守る中、悲劇的なラストを迎えるが、劇中の ジバゴに気づかないララに向かって「気づけ!」と叫ぶミケーレ。映画が終わって再開された試合は白熱し、チームの勝敗を決するファウル・シュートがミケー レに託される。左右どちらを狙うか迷うミケーレは、シュートを放つ瞬間に気が変わり、結局失敗する。試合の後すべての記憶を取り戻し、娘ヴァレンティーナ (アーシア・アルジェント)と帰途につくミケーレだったが、再び事故に遭い2人の乗った車は横転する。集まってきた人々と、車から出てきた2人の背後にハ リボテの太陽が昇る。その太陽をつかもうとするかのように手を伸ばす人々の中に、幼年時代のミケーレの姿があった。
クレジット
監督 (1)
俳優 (6)
映画製作・配給会社 (1)
- 製作代表 : Banfilm
クレジットタイトル詳細 (10)
- 製作代表 : Nella Banfi
- シナリオライター : Nanni Moretti
- フォトディレクター : Giuseppe Lanci
- 作曲家 : Nicola Piovani
- 編集担当 : Mirco Garrone
- 録音技師 : Franco Borni
- Foreign producers : Angelo Barbagallo, Nanni Moretti
- 撮影技師 : Fabio Conversi
- 製作部長 : Luigi Lagrasta
- Production Designers : Giancarlo Basili, Leonardo Scarpa
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 人生ドラマ
- 言語 : イタリア語
- 出身 : イタリア (70.0%), フランス (30.0%)
- Original French-language productions : いいえ