あらすじ
中華人民共和国が文化大革命のさなかで、その運動が世界の青年層に影響を与えていた1967年初夏のパリを描いた映画である。ロケーション撮影は、パリとパリ郊外オー=ド=セーヌ県ナンテールで行われた。
女子大生ヴェロニク役で主演しているアンヌ・ヴィアゼムスキーは、同年7月22日、ゴダールと結婚している。ゴダールの長篇での前作『彼女について私が知っている二、三の事柄』に引き続きジュリエット・ベルトが出演し、元売春婦イヴォンヌを演じている。さらに前作の『メイド・イン・USA』に出演しているジャン=ピエール・レオが、俳優ギョーム役を演じている。「ジャンソン機関」設立者のソルボンヌ大学哲学科教授、フランシス・ジャンソンが本人として出演している。アンリを演じたミシェル・セメニアコは、のちに写真家となった。
作中に登場する北京放送(現在の中国国際放送)は、当時文化大革命一色の内容をフランス語でも放送していた。『毛沢東語録』がアンディ・ウォーホルのキャンベル缶のように大量に登場するが、フランス語では同書は『プチ・リーヴル・ルージュ』(Petit Livre rouge、「小さな赤い本」の意)と呼ばれている。
挿入歌『マオ・マオ』は、ジャーナリストのジェラール・ゲガンが作詞したもので、クロード・シャンヌが作曲して歌っている。ゲガンの回想によれば、当時本物のマオイストはオマール・ディオプのみであった。
1967年、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞にノミネートされてコンペティション上映され、審査員特別賞を受賞した。
Source : Wikipedia
クレジット
監督 (1)
俳優 (9)
映画製作・配給会社 (3)
- Associate producers : Anouchka Films, Les Productions de la Guéville, Athos Films, Parc Film, Simar Films
- Film exports/foreign sales : Gaumont
- フランス国内配給 : Athos Films
クレジットタイトル詳細 (10)
- シナリオライター : Jean-Luc Godard
- フォトディレクター : Raoul Coutard
- 作曲家 : Karlheinz Stockhausen
- 監督補佐 : Charles Bitsch
- Editors : Agnés Guillemot, Delphine Desfons
- 録音技師 : René Levert
- Producers : Yves Robert, Jean-Luc Godard, Danièle Delorme, Mag Bodard
- 製作部長 : Philippe Dussart
- 撮影技師 : Georges Liron
- 演出助手 : Claude Miller
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : コメディー, ドラマ
- テーマ : 政治, 若者
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス
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ニュース&アワード
映画祭でのセレクション (3)
受賞 (1)
About
1967年夏、パリ。ソルボンヌ大学の哲学科の女子大生ヴェロニク(アンヌ・ヴィアゼムスキー)、俳優のギョーム(ジャン=ピエール・レオ)、経済研究所の研究員アンリ(ミシェル・セメニアコ)、画家のキリロフ(レックス・ド・ブリュイン)、農村出身で元売春婦イヴォンヌ(ジュリエット・ベルト)の5人が、合宿を開始した。連日のティーチ・イン、マルクス・レーニン主義の学習をつづけ、北京放送を聴くに従い、メンバーは毛沢東主義者となる。
合宿所での報告会で、ヴェロニクはある文化人の暗殺を提案した。アンリは、反対したおかげで「修正主義者」のレッテルを貼られて除名された。実行者として自ら立ったキリロフは、神とマルクス主義の間でさいなまれ、自殺した。ヴェロニク、ギョーム、イヴォンヌの3人になっていた。
ヴェロニクは、郊外電車で偶然に出逢った、ソルボンヌ大学の哲学科のフランシス・ジャンソン(本人)と議論を戦わせる。暗殺は実行され、夏のヴァカンスは終わり、集団は解散した。
Source : Wikipedia