Unifrance (ユニフランス)主催により2016年1月18日から2月18日まで開催されたオンライン・フランス映画祭、「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(myFFF)」は、映画祭の創立以来最高となる視聴回数を記録し、大きな成功を収めました。
UniFranceによるオンライン・フランス映画祭「MyFFF」では、公式サイトmyfrenchfilmfestival.com および37のパートナーサイトによるプラットフォームにおいて、長編・短編各10本の映画作品を配信し、新たなジェネレーションによる最高のフランス映画をご紹介しています。第6回を迎える今回は、これまでの記録を塗り替える大成功となりました。
2016年受賞作品
(受賞作品は、エールフランス国際便の機内プログラムにて2016年夏より6ヵ月間上映される予定です。)
ショパール賞(映画関係者賞)*
- ファブリス・デュ・ヴェルツ 監督 『Alléluia 』 (日本国内非配信作、フランス、ベルギー合作)
審査委員長 : ニコラス・ウィンディング・レフン(『オンリー・ゴッド』)
審査員 : フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン、マルジャン・サトラピ、ヴァレリー・ドンゼッリ、デヴィッド・ロバート・ミッチェル(『イット・フォローズ』)
* 第6回「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」公式パートナーであるショパール社より、監督、配給、制作者に賞金として15,000ユーロが授与されます。
ラコステ賞(一般観客賞)
- 長編 : オリヴィエ・ジャアン 監督 『砂の城』
- 短編 : アレクシス・ミシャリク 監督 『エアポート』
インターネット投票により2万5千票を集計いたしました。
国際報道機関賞
- 長編 : ラファエル・ジャクロ 監督 『熱風』
- 短編 : セリーヌ・ドゥヴォー 監督 『日曜の昼食』
審査員 : メラニー・グッドフェロー(SCREEN INTERNATIONALほか、イギリス)、マウロ・ドンゼッリ(COMING SOON TVほか、イタリア)、ジョアン・Z ショール(CBS、WALL STREET JOURNALほか、アメリカ)、アレックス・ヴィセント(EL PAIS、スペイン)、アンヌ=マリー・メルジエ(PROCESO、メキシコ)
MyFFF 2016年のまとめ
- 視聴回数650万回(2014年の400万回、2015年の560万回を上回りました)
- 長編・短編作品をそれぞれ4つのテーマに分類し、フェスティバルにご参加いただいた各国の観客のみなさまに、出品作の魅力をより明瞭にご紹介しました。
- パートナーサイトによるプラットフォームでの配信が、2015年の22から37に増加。そのうち、iTunesは90か国、Google Playは15か国でアクセスが可能、Mubi、Amazon instant video(アメリカ合衆国アメリカ合衆国ドイツ、日本)、Qubit (エクアドル、コロンビア、アルゼンチン)、Universciné(フランス)、Telefonica(スペイン)、Orange(ルーマニア、ルクセンブルグ)、Megogo、Ivi.ru(ロシア、ウクライナ)、TV5Monde(アメリカ合衆国)…などでも配信。
サイト閲覧数の多かった国トップ5(205の国と地域のうち)
視聴回数の多かった長編作品トップ5
視聴回数の多かった短編作品トップ5
字幕言語10のうち、最も利用が多かったのはスペイン語、次いで英語、ポルトガル語、フランス語でした。
UniFrance 代表、イザベル・ジョルダーノは、今回のフェスティバルについて次のように述べています。
「パートナーサイトによるプラットフォームでの配信増加が今回の成功に大きくつながりました。また、映画関係者審査員のメンバー選定も関係していると思います。今回審査員として参加いただいた映画関係者たちは、オンラインによる映画配信の可能性に大きな期待を寄せ、好意的に取り組んでいることで知られています。また、セレクション作品のテーマ別紹介も、世界の観客のみなさまにフェスティバルをより一層楽しんでご参加いただけるきっかけとなりました。」
また、UniFrance 会長のジャン=ポール・サロメは、次のように発言しています。
「今回、「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」が始まって以来初めて、フランスとベルギー合同製作による作品が受賞作に選ばれました。この作品の配信は、Wallonie-Bruxelles Images (ワロニー・ブリュッセル・イマージュ-WBI)とのパートナーシップにより実現したものです。この機会に、ベルギーおよびケベックのパートナーのみなさまに御礼を申し上げたいと思います。特別配信として出品された作品はいずれも高い評価を得ました。フランス語という言語でつながるネットワーク「フランコフォニー」は、世界におけるフランス映画の振興にとって非常に重要な切り札であると言えるでしょう。」
UniFrance 主催によるオンライン映画祭、第6回「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」は、 CNC (フランス国立映画センター)、 SACD (フランス劇作家作曲家協会)、Institut Français (アンスティチュ・フランセ)、Telefilm Canada (テレフィルム・カナダ)、Wallonie-Bruxelles Images (ワロニー・ブリュッセル・イマージュ-WBI)、アリアンス・フランセーズ、Cavilam(カヴィラム)、AEFE(フランス在外教育庁) による助成と、Renault (ルノー)、Chopard (ショパール)、Lacoste (ラコステ)、Orange 、 Air france (エールフランス)、TitraFilm、France Médias Monde、TV5 Monde、Eurochannel、Télérama、Le Monde、So Film、Variety Magazine、Little White Lies、Allociné/Webediaの協賛により開催されました。また、開催をご支援いただいた各国のフランス大使館へ、UniFranceより厚く御礼を申し上げます。