あらすじ
ジュ リー(ジュリエット・ビノシュ)は自動車事故で夫と娘を失う。夫は優れた音楽家で欧州統合祭のための協奏曲を作曲中だった。ジュリーは、田園地帯にある屋 敷をすべて引き払い、それまでの人生を拾ててパリでの新しい生活を決意する。そして夫の未完の協奏曲のスコアも処分してしまう。ジュリーは、空っぽになっ た家に密かにジュリーに思いを奇せていた夫の協力者であったオリヴィエ(ブノワ・レジャン)を呼び出し、一夜を共にするが、かれの目が覚める前に家をあと にする。手には彼女と過去を結ぶ唯一のあかし、“青の部屋”にあったモビールを握っていた。パリでの生活を始めるジュリーは静かな毎日を過ごしながらも脳 裏にはあの旋律が甦ってきて、焦燥感と不安に駆られていた。老人ホームにいる母親(エマニュエル・リヴア)もジュリーを虚ろな目で見ているだけだった。そ んなある日テレビをつけるとオリヴィエが処分したはずの楽譜を持ち、自分が曲を仕上げると宣言しているのを見る。そして夫が見たこともない若い女性と写っ ている写真も公開されていた。大きな動揺の後、ジュリーは、オリヴィエに曲の手直しを夫のメモを元に指示し、また夫の愛人で彼の子を身ごもっているサンド リーヌ(フロランス・ぺルネル)に屋敷をゆずる。ついに完成した曲をオリヴィエは、ジュリーの作品として発表すべきであると言う。ジュリーは、ひとしきり 考え、彼の元に向かうことを、彼の愛を受け入れることを決意する。
クレジット
監督 (1)
俳優 (27)
映画製作・配給会社 (5)
- 製作代表 : mk2 films
- Co-productions : France 3 Cinéma, Ced Productions
- Foreign production companies : Tor Film Production, Cab Productions
- Film exports/foreign sales : mk2 films
- フランス国内配給 : MKL Distribution
クレジットタイトル詳細 (19)
- 製作代表 : Marin Karmitz
- Screenwriters : Krzysztof Kieslowski, Krzysztof Piesiewicz
- フォトディレクター : Slawomir Idziak
- 作曲家 : Zbigniew Preisner
- Assistant directors : François Azria, Julie Bertuccelli, Emmanuel Finkiel
- 編集担当 : Jacques Witta
- Sound recordists : Jean-Claude Laureux, Brigitte Taillandier
- Costume designer : Virginie Viard
- 撮影技師アシスタント : Muriel Coulin
- 製作部長 : Yvon Crenn
- 報道担当(映画) : Eva Simonet
- Sound editor : Claire Beze
- Assistant editors : Aïlo Auguste, Catherine Cormon, Ursula Lesiak
- スクリプト : Geneviève Dufour
- 装飾 : Claude Lenoir
- Foley artist : Jean-Pierre Lelong
- キャスティング : Margot Capelier
- サウンド・ミキサー : William Flageollet
- スチールマン : Piotr Jaxa
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ
- テーマ : 音楽
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス