あらすじ
20年来生活を共にするセシルとアラン。アランはグルノーブルにあるハイテク小企業の経営者、自社の経営は順調、うまく行きすぎるほどだ。というわけで暮らしには必要ではないのだが、セシルは教師の仕事を続けている。固い絆で結ばれた、素晴らしく模範的なカップル。セシルの魅力に無関心ではいられない友人で医者のジョルジュにとっては絶望的だ。
心配性のセシルは今度こそアランが自分に何か隠している、と確信している。もし本当のことが分かったらセシルはそれこそ心配でしょうがなくなるのだから、悩みを隠すアランが正しい。アランは死を覚悟している。数日後にジョルジュが事実を見極めるために手術をするのだ。真実がどれほどつらいものであっても、アランはセシルには隠すことにした。軽くて済んだ場合に、ただ無駄に心配して欲しくないだけだ。だから思いやりから出たうそ、というわけなのだ。
セシルが知っていることはただ一つ、アランが嘘をついていること。彼が嘘をつくということは、つまり悪い自体、いいえ、最悪な事態ということだわ。一体どんなことだろう。多分、愛人?でもアランが女と別れたいというならそれは大変。もしかしたら仕事上の悩み?何年か前と同じように特許にまつわる裁判の形勢が不利になったのかしら?それだとしたらもう一度全てを失いかねない…それも大変だわ。セシルは本当のところを知りたい。
セシルは女友達アニエスの夫、パスカルに助けを求める。パスカルは警察官だからどうにかしてくれるだろう。パスカルは探りを入れ、何もないことが分かる。しかしそれでは心情的に自分に都合が良くない、彼もまた美しいセシルの魅力に屈してしまったのだ。アランが二重の生活をしていたらどんなにか良かったのに、よし、必要なら作り話をしてしまえ。
その必要はないだろう、アランはセシルがこっそり男と会っており、その男が自分をつけていることに気が付いたからだ。私の妻に愛人がいて、その男が妻の共犯の下に特許を盗もうとしているんじゃないだろうか…。結局、妻には愛人もいない、自分は重病人ではない、誰も泥棒なんかしない、だがもう遅い、陰謀は既に始まっている…。
クレジット
監督 (1)
俳優 (23)
映画製作・配給会社 (5)
- 製作代表 : Agat Films - Ex nihilo
- 共同製作 : Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
- Foreign production companies : RTBF - Radio Télévision Belge de la Communauté Française, Entre Chien et Loup
- Film exports/foreign sales : Playtime
- フランス国内配給 : Diaphana
クレジットタイトル詳細 (19)
- 製作代表 : Patrick Sobelman
- シナリオライター : Lucas Belvaux
- フォトディレクター : Pierre Milon
- 作曲家 : Riccardo Del Fra
- Assistant directors : Dominique Heinry, Christophe Marillier, Lise Leboeuf
- Editor : Valérie Loiseleux
- 録音技師 : Christian Monheim
- Costume designer : Cécile Cotten
- Foreign producers : Diana Elbaum, Arlette Zylberberg
- 原作者 : Lucas Belvaux
- 撮影技師アシスタント : Nicolas Rideau
- 製作部長 : Pascal Bonnet
- 報道担当(映画) : Marie-Christine Damiens
- Assistant editor : Gordana Othnin-Girard
- スクリプト : Renée Falson
- Production Designer : Frédérique Belvaux
- サウンド・ミキサー : Gérard Rousseau
- 演出助手 : Roxanne Pinheiro
- Post-production supervisor : Sophie Vermersch
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : コメディー
- 言語 : フランス語
- 出身 : ベルギー, フランス
- Original French-language productions : 不明
興行収入・公開作品
ニュース&アワード
ニュース (7)
映画祭でのセレクション (12)
受賞 (2)
セザール賞(フランス映画)
フランス, 2004
César Award for Best Editing : Danielle Anezin, Valérie Loiseleux, Ludo Troch