あらすじ
グルノーブルの警官、パスカル・マニーズ。無情な警官。警官としての問題ならば、ずっと前から解決している、というのもパスカルの問題というのは愛する妻のモルヒネ中毒なのだ。アニエスは出会った当初から既に薬漬けであった。パスカルはやめさせることができず、ただ堕落や社会からの離脱から守ってあげることしかできなかった。
パスカルはモルヒネを供給する地元のボス、ジャキヤと取り決めを結んでいる。モルヒネの代わりにまずまずのことには目をつぶるという約束。そのおかげでアニエスは仕事を続け、ほとんど普通の暮らしができるのであった。ほぼ普通に、というのも二人は互いの世界に境界線を設けていた。二人は決して一緒に外出しない。パスカルはアニエスの同僚も友人も知らないし、アニエスも彼の仲間は誰一人知らない。
そんなある日、アニエスは夫にセシルを紹介する。セシルは夫のアランとの間で問題があるのだ。アランについて調査を進めるうちに、パスカルはだんだんセシルと親密になり、彼女に恋をしてしまう。セシルはそんなことに気が付きもしない、彼女は出会った最初の日と同じくらいアランのことを愛しているのだ。
パスカルが彼女を落とすためには、夫婦の絆を壊すことから始めなければならないだろう。だが愛されるためには少しは自分自身を愛さなければならない、パスカルは自分のことが大嫌いだ。間違いや卑劣な行為ばかり…。
脱獄囚のブリュノ・ルルーならば、少なくともパスカルの見解では汚名返上できると思われる。ジャキヤもまたルルーを消したい。ジャキヤはパスカルにルルー殺しを頼む。パスカルが拒否したために、ジャキヤはモルヒネの供給を打ち切る。アニエスは禁断症状に陥り、15年ぶりに麻薬を外で買わなければならない。だが警官の妻である女に、それが何であれ売ろうとするディーラーはいない。 アニエスはディーラーの一人を銃で脅し、男は女を殴る。 悲惨だ、物陰から身を守るために飛び出した男が耐えられないほどのみじめさだ。
その男とはルルーであった…。
クレジット
監督 (1)
俳優 (32)
映画製作・配給会社 (5)
- 製作代表 : Agat Films - Ex nihilo
- 共同製作 : Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
- Foreign production companies : RTBF - Radio Télévision Belge de la Communauté Française, Entre Chien et Loup
- Film exports/foreign sales : Playtime
- フランス国内配給 : Diaphana
クレジットタイトル詳細 (19)
- 製作代表 : Patrick Sobelman
- シナリオライター : Lucas Belvaux
- フォトディレクター : Pierre Milon
- 作曲家 : Riccardo Del Fra
- Assistant directors : Dominique Heinry, Christophe Marillier
- Editor : Danielle Anezin
- 録音技師 : Christian Monheim
- Costume designer : Cécile Cotten
- Foreign producers : Diana Elbaum, Arlette Zylberberg
- 撮影技師アシスタント : Nicolas Rideau, Stéphane Rideau, Mathilde Perreau
- 製作部長 : Pascal Bonnet
- 報道担当(映画) : Marie-Christine Damiens
- Sound editors : Bernadette Thiboud, Béatrice Wick
- Assistant editor : Gordana Othnin-Girard
- スクリプト : Renée Falson
- Production Designer : Frédérique Belvaux
- サウンド・ミキサー : Gérard Rousseau
- 演出助手 : Roxanne Pinheiro
- Post-production supervisor : Sophie Vermersch
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : ドラマ
- 言語 : フランス語
- 出身 : ベルギー, フランス
- Original French-language productions : 不明
興行収入・公開作品
ニュース&アワード
ニュース (7)
映画祭でのセレクション (12)
受賞 (2)
セザール賞(フランス映画)
フランス, 2004
César Award for Best Editing : Danielle Anezin, Valérie Loiseleux, Ludo Troch