あらすじ
五カ国の俊鋭がオムニバス形式で、それぞれの都市の青春を描く競作集。各篇の間にG・ドルリューの美しい主題歌が流れ、H・C・ブレッソンのスチールが 挿入される。第一話は仏のトリュフォー作で、J・P・レオ扮する彼の分身A・ドワネルの十七歳の初恋(と失恋)を描く。レコード工場で働く彼はクラシック 音楽会で知りあったコレットに恋し、彼女の家の真向かいに越すのだが……。続く伊篇は、一人の青年を間に向き合う二人の女の感情の流れを描くロッセリーニ の息子レンツォの初監督作。次の日本篇は石原慎太郎脚本・監督で、小松女高生殺しにヒントを得た、労働者青年の歪んだ欲望の果てを描く。次いで独篇はプレ イボーイがふとした情事から子供を作り、真実の愛に目覚める話で、マックス・オフュルスの息子マルセルのこれまた処女作。最後にポーランドのワイダ篇で、 チブルスキーの主演で、戦後派の若い娘と戦中派の男の埋めようのない断絶を活写し、少女に扮するバルバラ・ラスが好演。正直、頭と尻尾にしか餡のない鯛焼 きを食べるようで、ワイダとトリュフォーばかり印象に残り(陰惨で誤った偏見に満ちるがゆえ、石原作品も逆の意味で印象深いが)、評価に困る作品だ。
Source : allcinema.net
クレジット
Directors (6)
俳優 (12)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Ulysse Films, Unitec france
- Foreign production companies : Cinesecolo, Toho Company Ltd., Film Polski, Beta Film GmbH
- Film exports/foreign sales : Gaumont
- フランス国内配給 : Fox France
クレジットタイトル詳細 (8)
- Screenwriters : François Truffaut, Renzo Rossellini, Shintaro Ishihara, Marcel Ophüls
- Directors of Photography : Raoul Coutard, Mario Montuori, Wolfgang Wirth, Jerzy Lipman, Shigeo Murata
- Assistant directors : Gérard Brach, Andrzej Zulawski
- Editor : Claudine Bouché
- プロデューサー : Pierre Roustang
- 撮影技師アシスタント : Charles Bitsch
- 製作部長 : Philippe Dussart
技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : アンソロジー映画
- テーマ : 愛, 若者
- 言語 : フランス語, イタリア語, 日本語, ポーランド語
- 出身 : フランス, 日本, ポーランド, イタリア
興行収入・公開作品
テレビ放送
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