あらすじ
1991 年。マチアス・バリエ(エマニュエル・サランジェ)は外交官だった父の死を契機にドイツのボンからフランスのパリに列車で向かう。外交官の友人ジャン= ジャック(ティボー・ド・モンタランベール)と同じコンパートメントにいたが彼だけビザ書類が不備だというので別の業務用の車両に移される。がっしりとし た税関検査員の不当な取り調べに興奮したマチアスは鼻血を出す。パリに着いたマチアスは法医学の研修生として手続きを済ませた後、ホテルに部屋を取る。 シャワーを浴びて、スーツケースを開けて彼はまたも鼻血を出す。白いガーゼに包まれて人間の頭部が紛れ込んでいたのだ。あの男の仕業だと直感したマチアス はその夜のうちに税関窓口で男のことを尋ねるがなにも聞き出せない。それからパーティーに向かう。姉のマリー(マリアンヌ・ドゥニクール)とかつての恋人 ナタリー(ヴァレリー・ドレヴィル)に会う。2人は組んでモスクワにオペラ興行に行くという。ウィリアム・マエ(ブリュノ・トデスキーニ)がシェイクスピ アのリチャード三世を暗唱する。詰まったところをマチアスがフォローする。姉の誘いを断り、マチアスはホテルに帰る。あの頭が気になるのだ。法医学の実習 が始まり、マチアスはシモン・アシュール(ファブリス・デプレシャン)という学生と知り合いになり、頭部のことを打ち明ける。マチアスは捨てることができ ずに、コインロッカーにしまう。そしてジャン=ジャックの同僚ウィリアムと共同で部屋を借りる。教会で頭部を埋葬できないかと相談するがあえなく断られ る。しかたなくマチアスは自力で分析を開始する。ある日、マチアスは外務省で友人の外交官に囲まれて74年の映像を見せられる。そこにはあの男が映ってい た。彼の名はルイ・ブライシャーで3ケ月前にスパイとしての消息を絶ったと聞かされる。また姉たちが行くモスクワへの演奏旅行の本当の目的を知らされる。 彼女たちは現地で入れ替わり、逃亡を手助けするのだ。マチアスは頭部を地球儀の中に隠したり、ナタリーの家の靴箱の中に隠したりしてウィリアムにとりかえ させない。ついにマチアスは頭部からその男の完璧な復元像を作り上げる。そしてウィリアムのパスを使い、国防省に潜入して該当する男がコチャルギンという 科学者であることを割り出す。ウィリアムはマチアスを車に乗せ、証拠の頭部を捜し回る。ナタリーの家ではナタリーは倒れている。そしてウィリアムの家では 一瞬のすきをついたマチアスに、ショットガンで撃たれたウィリアムが倒れている。マチアスは劇場に向かい、入り口で同志コチャルギンの死をわめきたてるが 誰も相手にしない。一方、ブライシャーがウィリアムを自殺に見せかけようと細工をしている。事件はなにひとつ解決されず、マチアスはどことは判別できない 真っ白な病院の中で目を覚ます。
Source : movie.walkerplus.com
クレジット
監督 (1)
俳優 (31)
映画製作・配給会社 (4)
- 製作代表 : Why Not Productions
- Co-productions : France 2 Cinéma, Arte France Cinéma, 2001 Audiovisuel
- Film exports/foreign sales : The Bureau Sales
- フランス国内配給 : Pan-Européenne (Pan Cinéma)
クレジットタイトル詳細 (18)
- 製作代表 : Nicole Arbib, Pascal Caucheteux, Grégoire Sorlat
- Adaptation : Pascale Ferran, Noémie Lvovsky, Emmanuel Salinger
- シナリオライター : Arnaud Desplechin
- Director of photography : Caroline Champetier
- 作曲家 : Marc Sommer
- Assistant directors : Hubert Barbin, Marie Vermillard
- 編集担当 : François Gédigier
- Sound recordists : Jean-Pierre Laforce, Bernard Aubouy, Laurent Poirier
- Costume designer : Valérie Pozzo Di Borgo
- 音声アシスタント : Michel Casang
- 撮影技師アシスタント : Julien Hirsch, Olivier Chambon
- Production managers : Sylvie Barthet, Christian Paumier
- 報道担当(映画) : Agnès Chabot
- Assistant editors : Stéphanie Araud, Laurence Briaud, Camille Cotte, Caroline Émery, Sylvie Gadmer, Emmanuelle Poinsot
- 装飾 : Antoine Platteau
- キャスティング : Noémie Lvovsky
- サウンド・ミキサー : Jean-Pierre Laforce
- 演出助手 : Cyrille Bragnier
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技術面詳細
- タイプ : 長編映画
- ジャンル : フィクション
- サブジャンル : 哲学的物語, 奇妙な
- 言語 : フランス語
- その他の国の共同制作者 : フランス (100.0%)
- Original French-language productions : 不明
- 製作国 : 100%フランス (フランス)
- 製作年 : 1992
- フランス公開 : 20/05/1992
- 上映時間 : 2 時間 25 分
- 経過状況 : 公開済み
- ニュメロ·デ Visa : 74932
- ビザ発行日 : 27/05/1992
- CNC助成 : 不明
- 生産のフォーマット : 35ミリ
- カラータイプ : カラー
- 画面セット : 1.66
- Audio format : ドルビー